園芸
園芸(ガーデニング)は植物の種類によってそれぞれの手法や育成方法があります。手法や育成方法はそれぞれの専門書を参考にしていただきここでは園芸用品(資材)に関して材質、用途、特徴、使用方法と注意点などの観点から列記していきたいと思います。
園芸資材
園芸用土・・・天然用土・人工用土・土壌改良剤
園芸用肥料・・・有機肥料・無機肥料・活力剤
園芸用薬品・・・家庭園芸用農薬・不快害虫用薬剤・鳥獣忌避(きひ)剤・その他の薬剤
土耕器具・・・スコップ類・鍬(すき)、レーキ類・その他
園芸小道具・・・鎌類・鋏類・ノコギリ類・その他
園芸機具・・・刈払い機、草刈機類・芝刈機・バリカン類・その他
散水用具・・・ホース類・ホース用品類・ホースリール類・散水ノズル類・スプリンクラー類・ジョロ、水差し類・管理用品類
防除用具・・・噴霧器類・計量用具類
計測器・・・計測器類
園芸容器・・・ガラス容器類・プランター類・プラスチック鉢類・育苗容器・陶器鉢類
園芸材料・・・小物類・支柱類・結束用品類・ネット類・フェンス類・被覆資材類
保温用品・・・温室フレーム類・保温育成機器類
装飾品・・・鉢カバー類・受皿類・小物類


園芸用土
天然用土
黒土(黒ボク)
材質・・・鉱物性
用途・・・一般園芸用土、草花、球根、芝目土、野菜
特徴・・・関東地方の台地に広く分布する火山灰土の表土。有機物に富んでいてアルミニウム含有量が多い。酸性になると溶出して植物の育成に悪影響を与えたり、リン酸を不活性化する。
使用方法及び注意点・・・保肥力、保水力はよいが通気性に劣るので腐葉土などを混ぜて使用すると良い。pHの調整とリン酸分の施用が必要で酸性に弱い植物には使用しない。
赤土(赤玉土)
材質・・・鉱物性
用途・・・挿し木用、盆栽用、一般用鉢植え
特徴・・・関東ローム層の下の層から掘り出される黄褐色で粘土質の火山灰土。赤土を大中小の粒状にふるい分けた物。pH4.0へ6.0位の弱酸性。通気性、保水性が良く有機物を含まない。
使用法及び注意点・・・弱酸性でリン酸肥料の効き目が悪い。腐葉土など他の土と混ぜて鉢植え用として使われる。
荒木田土(田土)
材質・・・鉱物性
用途・・・シクラメン、菊、アヤメ、すいれん、バラ、朝顔に使われる。
特徴・・・水田の下層や河川の沖積土から採取される。粘土質が多く、保肥力、保水力が高い反面通気性が悪い。
使用方法及び注意点・・・固まってしまうので腐葉土、土壌改良剤などと混ぜて使用する。ただし、すいれんには単用できる。
鹿沼土
材質・・・鉱物性
用途・・・挿し木用、さつき、石楠花(しゃくなげ)、東洋らんに使われる。
特徴・・・栃木県鹿沼地方で産出される軽石灰質の火山性砂礫が風化した黄色の粒状土。pH5.0〜6.0の弱酸性。保水性、通気性が良い。有機物、肥料分は含んでいない。
使用方法及び注意点・・・山苔、山砂と混ぜて使用されることが多い。酸性に弱い植物には向かない。
川砂
材質・・・鉱物性
用途・・・挿し木用、サボテン、盆栽、東洋ラン、花木、球根に使われる。
特徴・・・産地別に矢作川砂、天神川砂、白川砂がある。川の上流で取れる粘土や有機物が含まれていない物が良質とされる。
使用方法及び注意点・・・挿し木などにそのまま使用。腐葉土と混ぜてサボテンや盆栽に使用。
山砂
材質・・・鉱物性
用途・・・山野草、東洋ラン、おもと、芝目土に使われる。
特徴・・・山で取れる砂で排水性、保水性、通気性に優れている。採取地域によって富士砂(富士山周辺の黒色火山砂礫)。浅間砂(浅間山の火山砂礫)。桐生砂(鹿沼土の下層から取れる鉄分を多く含んだ砂)。日向土(宮崎県の台地下層土で軽石細粒)。真砂土(花崗岩地帯の山土)。
使用方法及び注意点・・・特になし
軽石
材質・・・鉱物性
用途・・・洋ラン、東洋ラン、おもと、山草類、棕櫚(しゅろ)、竹、観音竹に使われる。
特徴・・・多孔質で保水性に劣る。通気性は良い。
使用方法及び注意点・・・主にランの植え込み用材料として使われる。
腐葉土
材質・・・植物性
用途・・・園芸用全般に使われる。
特徴・・・広葉樹の葉が堆積して腐った物で土の通気性を良くする為に使われる。園芸用土全般に混ぜて使われる。
使用方法及び注意点・・・鉢用土に三割位混ぜると土が固まらず排水性、通気性が良くなり、保水性も良くなる。
ピートモス
材質・・・植物性
用途・・・鉢用土、花壇、つり鉢に使われます。
特徴・・・寒冷地湿地帯の水苔が腐植化した物でカナダ、北欧、ロシア、北海道で採取される。pH3.5〜4.5と酸性度が低いので消石灰を10リットルあたり10〜20g混ぜて使用。市販されている物はpHが調整されている物が多い(圧縮されて袋詰)。
使用方法及び注意点・・・鉢に三割程度混ぜる。花壇は30センチ位に耕して、一平方メートル当り10リットルのピートモスを混ぜる。
水苔
材質・・・植物性
用途・・・洋ラン、観葉植物に使われます。
特徴・・・湿地帯に生える苔。保水性、通気性に優れ、淡黄緑色で繊維が長い物が良質。
使用方法及び注意点・・・乾燥状態で市販されていますので水洗いをして十分に水を吸わせてから絞って植え込みの材料として使用のこと。
山苔
材質・・・植物性
用途・・・盆栽、山草に使われます。
特徴・・・産地に自生する苔。水苔に比べると保水性は劣りますが通気性はあります。
使用方法及び注意点・・・細かくして川砂や鹿沼土と混ぜてサツキ、山草の栽培に使用します。
ケト土(化土)
材質・・・植物性
用途・・・苔張り、岩付盆栽、水盤作りに使われます。
特徴・・・湿地のマコモ、アシなどの水性植物が腐って堆積した物で繊維質が残っているものが良い。
使用方法及び注意点・・・盆栽、山草類の岩に付着させるのに使用される。
樹皮パーク
材質・・・植物性
用途・・・洋ランなど
特徴・・・樹の樹皮を乾燥させ適度な大きさにカットした物で通気性が良い。
使用方法及び注意点・・・洋ランの植え込み材料、鉢植えの表面に装飾兼水の蒸発を緩和する為に置きます。
クリプトモス
材質・・・植物性
用途・・・洋ラン、シクラメン、草花類、観葉植物、つり鉢、敷きワラの代わりに使われます。
特徴・・・スギ、ヒノキ、の樹皮を粉砕してモス状(柔らかい繊維状)にした物で根酸調整剤、湿潤剤を添加した用土。通気性、保水性があるが保肥性が弱い肥料はやりは多めにする。根腐れはしにくい、軽量なのでつり鉢に向いている。
使用方法及び注意点・・・そのまま使用するか用土と混ぜて使用する。
椰子ガラ
材質・・・植物性
用途・・・洋ラン、観葉植物に使われる。
特徴・・・椰子の実の繊維状の外皮をチップ状にカットした物で通気性、排水性、吸水性に富んでいる。
使用方法及び注意点・・・洋ランなどの植え込みように使用する。
人工用土
バーミキュライト
材質・・・鉱物
用途・・・土壌改良、挿し木床、種子まき用土、つり鉢に使用。
特徴・・・蛭石(ひるいし)を1000度位で加熱して10倍以上に膨張させたもので比重0.2〜0.3と軽く、通気性、排水性、保水性、保肥性に優れている。
高温製造なので初期は無菌状態。
使用方法及び注意点・・・そのまま挿し木に使用。天然用土と混ぜて改善に使用。
パーライト
材質・・・鉱物
用途・・・土壌改良、挿し木、育苗、セントポーリアに使用。
特徴・・・真珠岩、黒曜石とうガラス質の火山岩を高温で処理した白色の粒状の用土。軽く通気性、排水性、保水性に富んでいるが保肥力は無い。
使用方法及び注意点・・・混ぜて土壌改良、その他挿し木、育苗に使用。
クレイボール(発泡煉石)
祭質・・・鉱物
用途・・・水耕栽培(ハイドロカルチャー)
特徴・・・粘土玉を高温で焼いて発泡させ粒状にした用土。保水性、排水性に富んでいる。ハイドロボールは商品名。
使用方法及び注意点・・・使用前に良く洗う。水耕栽培、ランの栽培に使用。定期的に水洗いして日干し乾燥して再使用する。
ロックウール
材質・・・鉱物
用途・・・養液栽培に使用。
特徴・・・玄武岩などの岩石、鉄鋼高炉のスラグを高温で溶かし遠心力で細い繊維状にした物で透水性、通気性に富むが保肥力は無い。育苗用ポット、定植用ベッドや綿状の粒状綿がある。
使用方法及び注意点・・・播き種、さし芽。主に養液栽培に使われる。
土壌改良剤
ベントナイト
材質・・・鉱物
用途・・・土壌改良剤
特徴・・・モンモリロナイトという粘土鉱物が主成分で土壌の塩基含有量の富化、保水力、保肥力の増や透水性の調節に効果がある。
使用方法及び注意点・・・使用書参照。
ゼオライト
材質・・・鉱物
用途・・・途上改良
特徴・・・フッ石が主成分で塩基含有量の富化、保肥力増、冷害の緩和に効果がある。
使用方法及び注意点・・・使用書参照。
珪酸塩白土
材質・・・鉱物
用途・・・挿し木、鉢物、プランターボックス、庭木、花壇に使用。
特徴・・・秋田県八沢木地方だけに産出する天然の珪酸白土で16種のミネラルを含有している。白土のコロイド粒子は多孔質で負荷電の性質から水の浄化改良、保肥力の向上、リン酸の肥料効果促進、pH調節など複合的な効果がある。特に根腐れ防止に効果がある。商品ミリオン、ソフトシリカがある。
使用方法及び注意点・・・鉢底に適量混ぜる。鉢土の表面に軽く混ぜて使用。
園芸用肥料
有機肥料
有機肥料
材質・・・植物性、動物性
用途・・・家庭園芸植物全般
特徴・・・植物性=油かす、草木灰、堆肥
     動物性=魚かす、骨粉、鶏糞、牛糞
有機肥料はそのままでは植物に吸収されないが土中の微生物の働きで分解された後根から吸収される。効き始めは遅いがゆっくりと効き始め続け土質の向上に効果がある。種類によって悪臭やカビが発生する点が難である。
使用方法及び注意点・・・植物を植える前の元肥として使用。遅効性。速効性を期待したいときは液体肥料との併用になる。
無機肥料
単一肥料(単肥)
材質・・・化学合成
用途・・・主に追肥に使用。
特徴・・・化学合成製品肥料。チッソ、リン酸、カリの三要素のほかにカルシウム、マグネシウムを含ませたものもある。速効性で臭気なく清潔。
チッソ(N)系=硫安(硫酸アンモニア)、硝安(硝酸アンモニウム)、尿素、石灰チッソ。
リン酸(P)系=過燐酸石灰、熔リン(熔性リン肥)。
カリ(K)系=硫酸カリ、塩化カリ。
カルシウム、マグネシウム=炭酸石灰、消石灰、苦土石灰。
使用方法及び注意点・・・植物の種類や土壌の目的に合ったものを使い分ける。一例として芝=尿素、硫安。葉が黄色ががり=チッソ肥料。花つきが悪い=燐酸肥料。古葉が黄色に変色=カリ肥料。
複合肥料(配合肥料、化成肥料)
材質・・・化学合成
用途・・・植物全般
特徴・・・チッソ、リン酸、カリを2種類以上含む肥料。化成肥料は化学的操作を加えて製造した物。配合肥料は原料を単に混合した物。化成肥料でも三要素の成分が合計で30パーセント以上の物を高度化成肥料、30パーセント以下の物を低度化成肥料。肥料成分の溶出をコントロールして長期間効果の緩効性肥料がある。
チッソ(N)が多い物=成長、養分吸収、同化作用の促進。観葉植物、芝生、樹林、野菜。
リン酸(P)が多い物=成長、分けつ、根の伸張、開花、結実の促進。草花、花木、果樹、果菜類。
カリ(K)が多い物=光合成、炭水化物の蓄積、日照不足、抵抗性の増。鉢花、球根類、根菜類。
使用方法及び注意点・・・植物の目的状況によって三要素の分量を変えるが製品の分量が表示を参考目安に使い分ける。
液体肥料(液肥)
材質・・・無機肥料が主体、有機入りもある。
用途・・・園芸植物全般、主に鉢植え。
特徴・・・三要素を配合した肥料原液、水溶性粉末がある。速効性だが持続性はない。希釈済みのものもある。
使用方法及び注意点・・・規定濃度に希釈した物を一週間に一度位使用。土が乾燥している時は水やりをして半日位経過してから花、つぼみにかからないように注意して肥やりをする。
活力剤
活力剤
材質・・・化学薬品
用途・・・鉢植え植物
特徴・・・微量要素だけ、三要素を含んだ物、ビタミン入りの物など種類多い。アンプル型、スプレー型、水で希釈型がある。
使用方法及び注意点・・・本来の肥料とは違うので通常肥料の使用が必要。説明書を良く読んで使用のこと。
園芸用薬品
家庭園芸用農薬
殺虫剤
材質・・・化合物、微生物
用途・・・害虫の防除
特徴・・・有機化合物が多い。天然化合物もある。
天然化合物除虫菊剤(除虫菊乳剤、パイベニカ)。マシン油(アルポ油、エアータック、ラビサンスプレー、ポルン)。
有機合成化合物有機リン剤(スミチオン、マラソン、オルトラン、デプテレックス、アクテリック、ダイアジノン、アンチオ、レルダン)有機塩素剤(ケルセン)。カーバメイト剤(デナポン(NAC剤)、アリルメート)。合成ピレスロイド(バイスロイド、トレボン)。
微生物生産物=BT剤(トアロー)。
使用方法及び注意点・・・説明書を良く読んで使用のこと。濃度を間違えると害虫には効くが植物に害が出ることがある。エアゾールは必ず30センチ離してすること。早めに対処。
殺菌剤
材質・・・化合物、抽出物
用途・・・植物を害する病原菌(カビ、細菌、ウイルス)の防除。
特徴・・・効果対象はそれぞれの使用説明書を参照。ここでは種類と商品を列記します。
無機化合物=銅剤(サンボルドー、ドイツボルドーA)。硫黄剤(石灰硫黄合剤)。
有機化合物=有機硫黄剤(マンネブダイセン、ジマンダイセン、オーソサイド)。有機塩素剤(ダコニール)。有機銅剤(オキシボルドー、キノンドー)。
         その他(ベンレート、トップジンM、バイレトン、サプロール、ロブラール)。
抗生物質=マイシン、ミラネシン、カスミン、ポリオキシン。
天然抽出物=しいたけ菌糸体抽出物(レンテミン)。
使用方法及び注意点・・・病気の蔓延を防止することは出来るが治療は困難である。病気の季節になったら早めに予防することが必要。
殺虫殺菌混合剤
混ぜても良い殺虫剤と殺菌剤を混合済みのものでエアゾールタイプが多い。使用目的に合った物を使用すること。
除草剤
除草剤は散布場所、方法、効果の持続期間などを考慮して安全に行うこと。ポイント(1)散布場所と面積。(2)雑草の種類。(3)即、枯らしたいか。
(4)抑えたい発生期間。(5)枯らしたあとすぐ植物を植えるかどうか。(6)水の便。(7)散布機具の有無。
使用方法及び注意点・・・目的に適用する除草剤を使用すること。
選択性除草剤=芝生は枯らさないで雑草だけを枯らす。(サイトロン、MCP)。
非選択性除草剤=全ての植物を枯らす。(クサノンS、タッチダウン、プリマトールS)。
土壌処理剤=雑草発生前か初期に土の表面にまいて発生を抑える。(クサノン粒剤、ダイロン微粒剤)。
茎葉処理剤=雑草の茎、葉にまいて枯らす。(ラウンドアップ、バスタ、クサノンA、ハービエース)。
植物生長調整剤
発根促進、草丈の伸張、抑制、花芽の形成、種無し、着果促進に使用され人為的に効果をださせる薬剤です。
発根剤=挿し木の祭切り口にまぶす。(ルートン、オキシベロン、ルチエース)
ワイ化剤=草丈を抑制、着花をよくする。(スリトーン、ボンザイ、スミセブン、ビーナイン)
生長促進、種無し、休眠打破=草丈を伸ばしたり、種無しを作る。(ジベレリン)
着果促進=トマト、ナスの着果をよくする。(トマトトーン)
初心者には使い方が難しいので説明書を良く読んで慎重に使うこと。
展着剤
乳剤、水和剤は水で薄めて散布するが植物の種類によっては水を弾いたりしてつ付着しにくい物のある。展着剤を混ぜることで付着が良くなる。使用にあたっては説明書を良く読んで使用のこと。混入量が多いと薬害がでることもある。
不快害虫用薬剤
アリ類、ヤスデ、クモ、ゲジゲジ、ダンゴ虫などの殺虫剤。粉末、エアゾール剤、粒剤がある。
アリ退治用薬剤
直接アリに散布する接触剤タイプ、巣に持ち帰り巣の中のアリを退治する誘殺剤、器具をアリの通り道に置いて誘殺するタイプがある。
誘殺剤=アリアトール、アリ殺し粒剤、アリサール
接触剤=アリアトール粉末剤、アンツハンター、アリ殺しダスト、アリカダンF、アリスプレー、アリサールスプレー、アンツハンターS、アリアトールS
誘殺器具=アリアトールハウス、アリナックス
ナメクジ退治用薬剤
食べさせて殺すタイプ、土、植物に散布しておいて殺すタイプ、捕獲器がある。
誘殺剤=ナメトックス、グリーンベイト、ナメキール、ナメトリン、ナメジコク
散布剤=マイキラー、ナメクジ殺しスプレー、ナメクジスプレー
器具=ピカトル、ナメトリンハウス、ナメクジマイマイボックス
ハチ、クモ、ガ退治用薬剤
エアゾールタイプのもので離れた所から散布できる。ガ殺しスプレー、クモガハンターS、クモ用スプレー、わる虫退治ジェットアリアトールSがある。
鳥獣忌避剤
野良猫、野良犬用の薬剤
粒剤=ねこヨラズ細粒剤、のら猫にげる、わる猫退散、わる犬退散、犬猫レス、ネコ逃げる、犬猫立入禁止、猫スタコラ。
練り状=のら猫逃げる練り状。
シート状=ねこヨラズ。
カプセル状=ねこヨラズカプセル。
エアゾール剤=イヌ逃げる、ネコ逃げる。
ねずみ用忌避剤
ハーブ抽出物、エアゾールタイプなどがあります。
その他の薬剤
切花活力剤、葉面光沢剤、土壌酸度測定液などがある。
土耕器具


スコップ類
丸型スコップ(剣先スコップ)
材質・・・スチール、ステンレス製。柄は木またはスチール。
用途・・・土掘り、土の運搬、植物の移植、他。
特徴・・・一般的スコップで先が尖っていてJIS規格基づいている。
角型スコップ
丸型スコップに材質、用途は同じ。ただ先が平らになっている。
エンピ(円匙)
材質・・・スチール製、柄は木製。
用途・・・土掘り、土の運搬。
特徴・・・土木、農作業の鋤から発達したスコップ。丸型、角型、河川用がある。柄はT字型。
園芸用スコップ
材質・・・スチール製、柄は木。
用途・・・土掘り、土の運搬、植物の移植。
特徴・・・土木用から発達した物で小型で刃先が硬く植物の根きりができる。
鍬・レーキ類
鍬類は刃床部を土に打ちこんで、引き上げて土を掘り起こして耕す道具です。
唐鍬=比較的硬い土地、石礫、笹根が多い開墾地、芝生の切り剥ぎに使用される。
作鍬=農作業に古くから使われている鍬で刃床部は刃が木製の台に付いた鍬ですが現在は刃床部全体が金属製になっています。
開墾鍬=刃床部の形が角型、扇子型がある。
三本鍬=刃床部が三本、四本、五本などに分かれている物で比較的硬い土を起こすのに使用。
家庭鍬=小型、軽量にした鍬。
ホー(草削り)=立鎌ともいい除草用として使用される。刃床部に窓があいている物は窓ホーと呼ばれている。
レーキ
地ならし用で先が平らで櫛のはのようになっている。12本爪のような大型の者はアメリカンレーキと呼ばれています。明治末期に輸入された物で今日までに色々改良されました。
ローンレーキ
鋼線でさきが作られていて扇状に広がっています。掃除、土の中の小さなゴミのより分け、サッチ(芝生の茎や葉の古くなった物)の除去に使われます。日本の「くま手」に似ています。
その他
鶴はし
掘削などの土木作業用に使用されてきた道具で両ツル(両方が尖っている)、バチツル(片方が平たくて片方が尖っている)の種類がある。
園芸小道具
草刈鎌
刃は鋼、柄は木製で草刈、枝払いに使用される。薄刃(草刈用)、中厚刃(小枝払い)、厚刃(枝払い)の種類があり、大型の物はラフ刈鎌、造林鎌がある。
三日月鎌
刃は鋼、柄は木製で草刈、枝払い、稲刈りに使用される。薄刃、中厚刃、厚刃、又刃の種類がありそれぞれ片刃、両刃がある。
ノコギリ鎌
刃は鋼、柄は木製で草刈柄だ払いに使用される。刃先がノコギリ状に作られており茎の硬い植物や縄などを切断できる。また、通常の鎌の刃と柄の取り付け角度が90度に対して150度に開いた形で取りつけられている。
小鎌
除草用の小さな鎌。
ネジキリ鎌
除草用の小さい鎌で刃が柄に対して少しねじれて仕込まれている。その為地面と空間ができるので作業負担が軽く使いやすい。
鋏類
木鋏=樹木の小枝きり。剪定鋏=明治後半にフランスから輸入された鋏で受刃と切り刃が交差して切るバイパスタイプ、片刃で押し切るアンビルタイプがある。刈り込み鋏=刈り込みようの鋏で刃先が長く、柄も長く両手で使用する。芝刈鋏=刈り込み鋏の刃を薄くして刃部が弧に反っていて地面の刈り込みに適している。芝生鋏=小面積の部分芝生刈用。片手で使用できる。高枝切鋏=長いポールの先に鋏が取り付けられていてロープを引っ張って鋏を操作して高所の枝切り用。高枝採取鋏=高枝鋏と同種で果実などを枝切りと同時に落とさず掴むことができる機構付き鋏。
ノコギリ類
剪定ノコ
工作用のノコギリと異なり生木である樹木を切る為アサリ(刃部が左右に開いている部分)の形状に特色がある。枝引き、竹引き、根引きの種類がある。
その他
移植ゴテ=一般ではスコップ。ふるい=土の選別に使用、網目の大きさでつちの選別を行う物で網目の大きさは1.2・3・6・9mmがある。土入れ=土のすくい用でステンレスの円筒を斜めに切った容器で大中小の三個セットで売られている。園芸用フォーク、園芸用レーキ、ホーレーキ、ホー(草削り)、三叉くま手、根きり、除草フォーク、園芸用根起こしなどの小型の片手土耕用具がある。
散水用具
水道用ホース
内径15mmが一般的です。18、25mmもあります。塩化ビニール樹脂製のものをビニールホースで耐寒耐圧のものを耐寒耐圧ホースと呼んでいます。
同一素材で作られた一重管をシングル管、シングルホースと呼びます。外管と内管が二重構造になっている管で内部が白色のものに代表されダブルホースと呼ばれます。ブレードホースはダブルホースの外、内管の間にポリエステルなどの合成繊維を編みこんでいるホースでメッシュホースとも呼んでいます。耐圧性がよい。
ホース用品類
ホースバンド=ホースの固定用。ホース継手=直線用、三叉用、ねじ込みナット締めつけタイプなどがあります。ワンタッチホース継手=システムパーツがそろっていて器具とホース、ホースとホースなどワンタッチシステムパーツ。
防除用具
噴霧器類
農薬や薬剤の散布用で畜圧式、半畜圧式、動力式、即圧式(浴槽洗い用スプレータイプ)の噴霧器があります。
計量用具類
薬剤の調合などに使用します。計量バケツ、スポイトなど。
計測機器


計測機器類
EC計測器=水溶液中の肥料濃度測定。土壌中の塩類濃度EC値(電気伝導度=ms/cm)を測定し数値が高いほど塩類(肥料成分)が多い。
温度計=温度、湿度の計測。バイメタル式、デジタル式、水銀式、アルコール式など仕組みによっていろいろある。
pH検定器=土、水質のpH検定。試薬を使用するタイプと弱電流を利用するタイプがある。試薬は色で判定、電流式は土をセンサーに直接のせて純水を滴下して測定をする。
園芸容器


ガラス容器各種=球根やハイドロカルチャーに使用される。
コンクリートプランター=コンテナーともいわれ大型の物が多い。
プラスチックプランター=コンテナーともいわれ中型の物が多い。ハンギングプランター(吊り下げ鉢)、ガーデンプランター(庭園用)、ウォールプランター(壁面用)がある。
プラスチック鉢=長鉢、輪鉢、深鉢、ラン鉢、菊鉢などがある。サイズは号数で外径値で一号は3センチ。
ポリポット=育苗容器で安価で種類もいろいろある。
ペーパーポット=古紙を材料にした物で育苗用。
ジィフィーポット=ピートモを材料に成形された育苗用、そのまま土壌に植えられる。
素焼鉢=2号から14号サイズまであり、700度から900度で焼成したもので通気性、吸水性が良い。
駄温鉢=2号から14号サイズまであり、約1000度で焼成され縁に柚薬が塗られている。素焼より強度はあるが透水、排水性は素焼の2/3ぐらい。
柚薬鉢=1100度から1200度で焼成された柚薬のついた色鉢。
楽焼鉢=1000度から1200度で焼成し、急速冷却した物。
焼しめ鉢=1100度から1200度で焼成された土肌を生かした鉢。
磁器鉢=1300度から1400度で焼成された陶磁器で強度がある。
園芸材料
園芸用小物=ラベル、鉢底ネット、天然支柱(ヘゴ、タケ)、人工支柱(銅管、針金、プラスチック、アルミニュウム)、結束用品(支柱クリップ、ビニルタイ、バンド、ラフィアー、シュロ縄)、園芸用ネット、園芸用フェンス、
園芸用被覆資材
植物の育成保護に使用されるもので保温効果、遮光効果がある。黒マルチ、白マルチ、寒冷紗、苗キャップ、遮光ネットがある。
保温用品
園芸用ガラス温室、園芸用ビニルフレーム(室内)、ビニルハウス(屋外)がある。保温育成器としては園芸温室用ヒーター、サーモスタットがある。
装飾用品
鉢カバー、鉢受皿など多種多用に販売されていますので用途を考えてお使い下さい。



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