第5回企画展 魂へ 岸本よしき

 

作者の言葉
> 特に抽象への転機を知りたいのです。
美大へ行こう決意したのがセザンヌだったということなのですが 具象画でありながら画面が完全に構築されていて、具体的な形は借り物という感じがします。セザンヌの絵は非常に抽象性を感じますが。(抽象性を感じる具象の画家はほかにもいますが)

> 今のテーマ「魂へ」で表現出来るものは?・・・・・・
私のテーマを理解してくれる人はいると思います。特に若い人に・・・ 子供の頃感じていた「すべてのものに精霊が宿っていた頃」を思い出しやすいからです。アニミズムですが。
もう少し具体的にいううと、海や川や山、池、自然の中で夢中で遊んでいる時、たいていの子供が感じるものですが、私の場合、虫とりに夢中では入り込んだ森の中でふと見上げたときの「女郎蜘蛛」のハッとする美しさや小さなため池にいた大群のイモリたちの真っ赤なからみあいや、潮溜まりにいる小さな魚や小生物達の精霊のような動きに私の小さな魂はそれらに呼応していました。
大人になってもそれらを忘れられず絵のテーマにして描いているわけです。
 魂についてはもっといいたいことがありますが、長くなるのでこのくらいにします。いかかでしょうか?         
                                              

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魂へ

自分の魂が存在するすることの不思議さを抽象表現で試みています

魂のかけら

普段は意識しませんがふとしたときに
魂のかけらのようなものを感じます。

魂への地図

自分の魂へはなかなか行き着きませんが、
そのための地図を描きました。

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Gate
 
出入りしにくいですが、魂への出入り口です。
 
精霊ダンス

子供の頃はすべてのものに精霊が宿ってました。
大人になってそれらは消えましたがもう一度出会う
ために近衛を描きました。

Map to Soul

魂にたどり着く地図。他にどこにもいけません。
B3の板にインク、漂白剤、色鉛筆、油彩、彫刻刀刻み

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精霊の風景

昔、風景は精霊(魂)に満ちていました。
キャンバスにインク、色鉛筆、アクリルF20号

 

化石地図

化石になってしまた魂。
板にインク、漂白剤、色鉛筆、油彩。F6号
 

Never Map

魂へ以外どこにもいけない地図です。
板にインク、漂白剤、色鉛筆、油彩

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Soul Map

魂にたどり着くには地図がいります。
 板にインク、漂白剤、色鉛筆、油彩、F30号\