第44回企画展(2005年1月) 『大地に根ざして』 佐藤 弘光

 

作者の言葉
 古い作品もありますが、18歳から現在まで、大地との一体感と言うようなテーマでずっと描き続けて来たように思っています。
過去の作品をまとめてみたことで、自分が求めるものを、再確認できたように感じています。
山を歩いていると全てが変化しながら私に迫って来ます。その時に受ける印象はある構成を持っているのです。またあるときは細かい葉のひとつひとつまでも語りかけてくるように感じるのです。
その声を、聞きのがしてはいけないと、私は必死で描いているのです。
                                  

        古風な水門 F15 

1975年 多摩川土手で18歳の時に描いた作品です。今思えば風景画を描き続ける意志を持ったのもこの頃です。

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         工場風景 F100  

1981年  2枚のエスキースをもとにした、現実とイメージの合成

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       屋根と煙突 F20

1985年  工場の屋根から伸びる煙突にリズムを感じて
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           赤い門 F3

1985年  工場跡地に門だけが残されていた
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            冠雪譜 M40 

 2000年12月  山の斜面にむき出しの木の根、昨夜は雪が降ったらしい。

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           笹泊 F40 

2000年 大地の主のように巨大な倒木
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        鳥 72.7 x 45.5

 2001年 褐色の草が飛び立とうとしているように見えて
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    鷹ノ巣山にて 65.2 x 38.0  

 2001年  倒木にも小さな植物を見つけて 

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       霧中の倒木 P120 

 2003年11月中旬、午前8時 丹沢山尾根、標高1450m
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      幽臼樹骸 226 x100

2003年 木も骨になって大地に帰るのかと

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            湧神橋 M50 

 2004年 西丹沢、山中で橋にめぐり会うとほっとする。そろそろ下山の時刻だ。
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