第23回企画展 車内の人々スケッチ 若松倫夫

 

作者の言葉

 絵を始めたのは交通事故入院中の89年5月、“五十の手習い“の私にとって、スタートの遅れを取り戻す練習には、電車内は絶好の場でした。
ポーズ、衣装、年齢など実に様々なモデルが登場し、生活まで見えてきます。
 92年12月から万年筆で葉書に900枚ほど描いてきましたが、最近のもの10点にパステルで部分色づけしました。                                   2002年11月 若松倫夫
                            

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つかまり立ち

お母さんはこちら向きなので、
顔付近を見て描くわけにいきませんでした。
(企画展作品1)


熟睡

素晴しいポーズに感謝しながら
急いでスケッチ(企画展作品2)
 
 
メール中

肩越しに覗いてスケッチしても気付かないほど熱中してます(企画展作品3)
 
 
 
遠近法

逆遠近法とでも言った方が
いいかもしれません(企画展作品4)
 
 
 

遠くの麗人

電車のホームの遠くにいた女性です。
(企画展作品5)

 

 
ドアの向こう

隣の車両の人は気付かれずにスケッチ可で、そのつづきで描けば近くの人も‥‥。
(企画展作品6)
 

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         弓道大会帰り

混む車内で私の眼前に長身の和服青年、下から描いていき、顔は切れました。
 
本人の承諾を得てHPに載せたらメールをいただきました。(企画展作品7)
 HP 

疲れる新人


遠い新入社員時代を思い出しながら‥‥
(企画展作品8)

 

緑のザック


車内スケッチは気付かれず描かねばならず、こういう図が多くなりがちです。
(企画 展作品9)
 

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工事現場帰り


寒い現場から暖かい電車に飛び込み、
間もなく眠り始めた二人。
(企画展作品10)