第7回企画展 ―女を描く― 八木原由美

 

作者の言葉」 
     井出さんの切れ味のよいクロッキーが、狩猟の技とすれば、私の油彩はどう表現したらいいの

     か・・・画面の中に、イメージの小さなかけらを産みつけ、育て、あるいは磨きつづける手法 で も

   いいましょうか。幾重にも重ねられた絵の具の層が透明度を増して来たら、そこに描かれた女に

  も生命が宿る時。
  筆を重ねて、より柔らかく、よりあざやかに、より深く現したいのです。

  月に照らし出される女というよりは、内側に光源をもつ女。内からふんわりと灯がともったような

  女を描きたいのです。そして、いつかは男を描きたい。
  少女が、あえなく、その眼差しに射貫かれてしまいそうな、水晶のような美しい男・・・。
                            

 

 
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猫と女   F6(油彩)

猫はおんな・・・猫はおとこ・・・

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陽夏    F6(油彩)

真夏のかげろう

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愁季    F6(油彩)

とらんぷ遊び・・・

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おとずれ   F6(油彩)

蜜の思い出を綴じこめて・・・

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    F6(油彩)

香しき花のため息
 

猫   F4(油彩)

甘い時のながれ・・・
 
 

花飾り  F4(油彩)

薔薇のときめき
 

野の鳥  F4(油彩)

秋の思い出を運ぶ鳥・・・
 
 
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半夏生  F100・(油彩)
         (はんげしょう)

        夏至から数えて11日目・・・
 

春麗華  F15(油彩)

月光をはらんで・・・