第58回企画展(2006年2月) 『感動をありがとう』 山本 信夫

作者の言葉
  人生60年、今年で還暦を迎えました。
いままで生きてきて幾つもの感動をいただきました。
絵に出会えてから数十年経ちますが、せっかく頂いた感動を絵をとうして誰かに伝えたい、
そんな感謝の気持ちで絵を描いています。
後世にまで伝えられたらこの上ない幸せです。

     佐渡・夫婦岩
「佐渡を描く展」の取材に行った時に出会ったモチーフです。不思議な感動を覚えました。

  テトラポットの或る海岸
海をテーマに行った先の大洗海岸で出会った光景です。

      妙義白雲山
妙義山を描く展に出品した作品です。田園から眺めた白雲山の雄姿が郷愁を誘います。

     妙義金洞山
妙義山を描く展に出品した作品です。奇妙な岩肌の特徴が妙義三山の中で一番見える山です。

       大樹と蔦
自然の森で見つけた大樹に絡みつく蔦の生命力のたくましさには勇気ずけられます。

      白馬早春
雪山を求めて残雪の白馬を取材しました。側を流れる姫川も白馬連峰と良くマッチしてとても良かったです。

      牡丹一輪
近隣にある牡丹寺で有名な某お寺の牡丹を拝借して、お気に入りの花瓶に入れて描いてみました。

    枯れても美しく
枯れても美しく輝く向日葵を中心に枯れた物を集めて描いて見ました。自分の人生もこのようになりたい!!

        睡蓮
隣接する町の城沼にある睡蓮を見たときに心に熱いものがこみ上げて来ました。

        追憶
今は亡き母の大事にしていた市松人形ですが、ありし日に母と会話している時に昔の思い出がこみ上げて来て無性に描いてみたくなりました。母に捧げるつもりで描いたのですが今では自分の思いでの1ページになっています。

        追想
追憶の続編です。市松人形は5作描きましたが最後の一品です。

 多々良沼から男体山を望む
近くにある白鳥の飛来で有名な多々良沼から男体山が望めます。昔、子供の頃に学校に通う時、前方に何時もこの山を見ながら登校しました。今でも変わらない容姿に懐かしさを感じます