インターネット美術館には良質な作品展示が多いと評判です。
企画展に採用されるためには
1)自由投画ください。このとき自分のHPのURLを明記してください。
2)企画展作家の自薦、他薦をURLを含めてお願いします。
なお、過去の作家一覧がANNEXのページにあります。
TOPページ中ごろよりお入りください。
企画展には12点の作品を1月前後展示します。
お願いは:
貴方のHPにリンクを張ってください、ANNEXなど当美術館
限りで作品を利用させてくださいの2点です。
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第49企画展 生命の脈動とそのエネルギー
藤井達矢
drtfujii@fides.dti.ne.jp
http://www.t-fujii.kodo-kansai.net/
御挨拶
藤井さんを紹介する人がいて、登場をお願いしました。

現在、藤井さんは筑波大学の美術を出られ、武庫川女子大学の助教授をなさって居られます。年齢 も30台後半の気鋭の先生です。
先生のプロヒールを見させていただくと、先生の作品のテーマが分かって来る気がします。
美術教諭に「美大とか受ける気ない?」とそそのかされ、ついつい美術の勉強を始めてしまう。そして・・・

・筑波大学の卒業論文「アクリル絵の具におけるマチエールと耐性」 修士論文「絵画の基底材としての金属、その可能性」>

そうですね。金属板に一連の絵を描いていますね。そしてそこに描く絵のエネルギッシュなこと驚きです。
このエネルギーはどこから来るのでしょうか・・・それは右の作者の言葉にあるようです。
だって生きていることそのものを描こうとしているのです。
このエネルギーは額縁を超え今インスタレーションまで活動範囲を広げていますが、基底材としての平面作品を中心としているようです。

その人のプロヒールと作品がこれほどまで影響している例は珍しいと妙なところで感心してしまいました。
作者の言葉
はじめ、茨城県の霞ヶ浦周辺にある蓮のすくっと伸びた茎と泥のなかに張った根に、鮮烈なまでの生命の脈動とエネルギーを感じ、その「生(せい)」をナマナ マしく表現したいと考えた。
そこに自らのそれも重ね合わせ、生命の源泉を辿り、生の本質を追求しようとしてきたのだが、我武者羅に描きこめば描きこむほど、奥深く踏み込めば踏み込む ほどに虚しささえ感じるようになっていった。結局人は死ぬ…着実に近づく死への恐怖から逃れようと描き続けてきたが、目を逸らすわけにはいかなかった。絶 対的な生を求めればそれは絶対的な死に他ならない。なぜなら、絶対的な有は絶対的な無と同一だから。
身近な人の呆気ない自死…その寝顔は、無機質なモノと化していた。生の重さを考えるほどに空白は増す。そんな時、生きものの表層(皮膚、皮膚の裏 側...)に現れる「シワ」が気になりはじめた。
薄皮一枚…ごく薄く脆い膜…それこそが、生そのものではないのか。
生と死の狭間、膜一枚挟んだ表と裏、虚と実、薄膜の表面に全ての意味が刻まれ、人が生きている証しはそこに寄る襞のごときもの。その襞はいつ何時消えるか 破れるか… 揺れ動く光と影、水面に映る幻影のように明らかに現れながらも揺れる表面で打ち消され形をとどめない。不安に苛まれ確たるものを捉えようとも がき、仮に捉えられる瞬間があってもそれはすぐに形を失う‥ そんな足掻きを続けるよりもそっと身を委ねてみることにした。それは平安と恐怖の危うい均衡 でもあるけれど……そんな今現在の私の死生観を形にしている。

近年は「pleats」(襞、皺)シリーズとして、作品の発表を行っています。平面作品を中心としながらインスタレーションにも取り組んでいますが、あく までも絵画空間の展開と位置付けています。今後も手法・技法を問わず柔軟に、私のテーマを追求し続けたいと思います。

plan


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1114854636.1_0541
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共生 藤井達矢
共生 200×200cm 1991 アクリル・紙・薬品、銅板<第46回行動展>http://www.t -fujii.kodo-kansai.net/


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CID / Content ID = f01100020000000540
発生 藤井達矢
発生 182×182cm 1991 アクリル・紙・薬品、銅板(第35回安井賞展)http: //www.t-fujii.kodo-kansai.net/


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CID / Content ID = f0110002000000053F
ALIVE 藤井達矢
ALIVE 200×200cm 1992 アクリル・紙・薬品、銅板<第47回行動展奨励賞>http: //www.t-fujii.kodo-kansai.net/


1114855227.1_053E
CID / Content ID = f0110002000000053E
Rain 藤井達矢
Rain 4枚組182×91cm 1992 アクリル・紙・薬品、銅板http://www.t- fujii.kodo-kansai.net/


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1114855870.1_053D
CID / Content ID = f0110002000000053D
polymeric life - 2 藤井達矢
polymeric life - 2 194×259cm 1993 アクリル・紙・薬品、真鍮(黄銅)板<第48回行動展安田火災美術財団奨励賞>/学校法人三田学園蔵http: //www.t-fujii.kodo-kansai.net/


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CID / Content ID = f0110002000000053C
発生の源泉(インスタレーション) 藤井達矢
発生の源泉(インスタレーション)(大阪、ギャラリークォーレ)1996 アクリル(蛍光色)・蛍光色糸・ ロープ・蛍光色水・音響装置・ビデオカメラ・ビデオプロジェクター・布・塩化ビニールhttp://www.t-fujii.kodo- kansai.net/


1114856190.1_053B
CID / Content ID = f0110002000000053B
作品 藤井達矢
作品 B3 1996 アクリル・ボードhttp://www.t-fujii.kodo- kansai.net/


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CID / Content ID = f0110002000000053A
発生'96B 藤井達矢
発生'96B F30号 1996 アクリル・紙・薬品、真鍮板http://www.t- fujii.kodo-kansai.net/


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html/1114858144.1_0536.html

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pleats040401 藤井達矢
pleats040401 259×182cm 2004 アクリル・墨・和紙・薬品、真鍮(黄銅)板<第59回行動展>http://www.t-fujii.kodo- kansai.net/


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pleats(インスタレーション) 藤井達矢
pleats(インスタレーション)(東京、ギャラリー山口)2004 アクリル・墨・インク・和紙・防水 シート・水・紗幕http://www.t-fujii.kodo-kansai.net/


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CID / Content ID = f01100020000000537
pleats04103103A,B,C,D 藤井達矢
pleats04103103A,B,C,D 2004 アクリル・墨・インク・和紙http://www.t-fujii.kodo-kansai.net/


1114858144.1_0536
CID / Content ID = f01100020000000536
pleats04103101 藤井達矢
pleats04103101 2004 アクリル・墨・アルミ板・和紙http://www.t-fujii.kodo-kansai.net/

皆さん、企画展の印象は如何ですか?ぜひ感想を談 話会におよせください。

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