インターネット美術館ではより良い作品の収集と訪問者に喜ばれる運営を図るため、企画展を行います。一般投画の上から「この人を!!」の注文を談話会にお願いします。 企画展には約10点の作品を1月前後展示します。見た目には分かりませんが、他所で自分の作品がと問題になったとき、透かし保証により、所有権を主張できます。
飯村二郎

第18回企画展『花とわらべと仏たち』 環水
http://village.infoweb.ne.jp/~silkroad/
挨拶 
第17回の企画展が水墨画で,それにつずいて又水墨画はすこし
重いかなと思いましたが,男性の作品から,女性の作品を見るのも面白いのでないかと思い,環水さんにお願いしました。
特に彼女の作品が苦しい生活の中から見つけた美しさにあふれているからです。
彼女はパソコンもインターネットもやりません。いち早く作品をHP化したのはシルクロードクラブの竹口 哲さんです。
表題の環水さんの欄にそのURLを表記しました。これを見ていただけると分かりますが,大きな襖絵の作品は2つ並べて見えるなど苦労されています。言うならばハード・カバーに対してこちら普及版のソフト・カバーです。お許しいただいた,竹口さんに感謝いたします。
なお,この美術館が取り持つ縁で八木原さんにつずいて,環水さんの
九州個展が下記で開かれます。縁のあるかたはどうぞ。
平成14年5月9日(木)〜5月22日(水)AM10:00〜PM6:00
ぎゃらりー花野
福岡県京都郡豊津町惣社834 TEL/FAX 0930-33-9898
作者の言葉
離婚,子供との別れ,経済的不安,入退院の繰り返し・・・・・
さまざまな人生の挫折を味わった末,我流で描き始めて十年。

生きることは苦し過ぎる。しかしそれでも人生は素晴らしい。
くじけそうになる自分をいっしょうけんめいに応援するために描いた
その自分の絵に励まされて,泣いたり笑ったりの日々を今日まで
生き抜いてこれれたのと思っている。

だから,私の描くものは,絵というより,日記のようなものと言えるかも
知れない。そして私にとって描くことは,叫びであり,つぶやきであり,祈りであり
感謝である。
こころ豊に日々を重ねて,やがて,じっと人生を見つめる人々
の魁とひびき合える日が来ることを祈ってやまない。 環水
  

plan


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菩薩-1-

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菩薩-2-

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『行水』-1-

赤く染まった雲がゆく
宵の儀式のはじまり
ひととき風も吹き止んで
かすかに響く水の音
行水つかう ねえさんの
背がキラキラ 輝やいて
まるで 幻見てるよう

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『行水』-2-
かすかにせまる宵の色
息を呑んだか ひぐらしの
うたも ひととき遠のいて
ほのかに香る ねえさんの
背のシャボンの泡でさえ
まるで 魔法のガラス玉

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kishimoshin
『鬼子母神』 環水
私にとって描くことは、叫びであり、
つぶやきであり、祈りであり感謝である。

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『ぼくのおっぱい』-2-

お兄ちゃんになることと
おっぱい ゆずりわたすこと
ぼくの小さな天秤じゃ
あまりに重くて はかれない
かあさん かあさん
こっちのおっぱい きっとぼくのものだと
やくそくしてね


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『ぼくのおっぱい』-1-

ある日 赤ちゃんやって来た
ぷくん ぷくん とやわらかな
ほっぺが あまりにかわいくて
ぼくのだいじな おっぱいを
うっかり あげるって言っただけ


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『朽チントシテ猶命脈々タリ咲キ継ガントス』
その大木は、あまりに不自然な姿で、しかも、
すでに朽ち始めていた。
 

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『朽チントシテ猶命脈々タリ咲キ継ガントス』

 それにもかかわらず、残された一本の枝と
その太い幹に、力の限り噴き出すように花を
咲かせていた。

sumiregusa
『すみれ草』
どのような状況にあろうとも、
ひとりひとりに秘められた魅力は、
それによって変わろう筈がない。

tetsudai
手伝えないよと言ったけど,重い荷を引く母さんの
後姿に心が揺れる。
早く早くとせかす友 ,学校がえりの約束に,
ずっしり男の仁義も絡む。
遊びたい,手伝いたい 遊びたい,手伝いたい
おさなごころが思案にくれる。

皆さん、企画展の印象は如何ですか?ぜひ感想を談話会におよせください。

本美術館の作品の無断コピーは禁止します。透かしコードにより利用権の有無を糾すことがありますのでご注意ください。
企画展用
下記のTAGを貴方のHPに張ってください。大と小があります。
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TOPページ用50x50
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