インターネット美術ではより良い作品の収集と訪問者に喜ばれる運営を図るため、企画展を行います。一般投画の上から「この人を!!」の注文を談話会にお願いします。
なお、過去の作家一覧がANNEXのページにあります。TOPページでお入りください。
企画展には約10点の作品を1月前後展示します。見た目には分かりませんが、他所で自分の作品がと問題になったとき、電子透かし保証により、所有権を主張できます。
ちなみに作品に付いているContent ID = f0110002000003A5などの数字各所の埋め込まれています。

第36企画展天と地からの贈り物 中野瑞枝
Mizue.N@seznam.cz
http://www.geocities.jp/kmo_mma/mizue/
ご挨拶
自由投画のページに2点の作品をいただいて、目を見張りました。

水彩画でこんな迫力のある作品が出来るのかとびっくりしました。
正にヨーロッパのあの乾いた空気がそこにあるのです。

以前、イギリスにスケッチ旅行に行ってたまたま現地でミス、エリザベスさんの水彩画個展を覗いてみました。我われもスケッチの画材を担いでいましたので、請われて開帳した次第です。
その時、日本人の空気の色と彼女の色が歴然と異なるのを見て、しばし唖然としました。中野さんの今回の作品に、その時を思い出し、あ、ヨロッパの空気だ、思ったのです。
あの冷たい空にオーロラのように取り巻く瑞枝カラーの世界、そして寄せられた自然賛歌のコメントに限りない拍手をおくります。

ぜひ、皆さんこのページの他に彼女のホームページもご覧ください。
大変興味深い世界がそこにあります。
作者の言葉
初めて投画した私にこのような機会を下さいましたことを心から感謝いたします。
 木の葉や枝の動きに風が見えるような時、染まる雲に足が止まってしまう時、自然の美しさは私に絵を描かせてくれました。何とかしてこの感動を描きとめたいという思いを持続させてくれました。
 スケッチには努めて出るようにしています。照りつける太陽にからからに干からびたミミズになった気がする時や、ちょっと手を放した紙が飛んでいってしまうような風の時も大変なのですが、一番困るのは紙の上で絵の具が凍る日です。でもそういう時ほど美しい光景を見せてもらえます。着いた途端に雨が降り出して一枚もかけずに帰ったこともありますが、それも何かを戴いているのでしょう。私の風景画はこの様にして自然から戴いたもので出来上がってきたように思います。
 自然を描くのは、自然という書物を読ませてもらうようなものかもしれません。それは簡単な書物ではなく、決して読み切ることのできない深いものだと思います。単なるスケッチでない、自然の深みに達した作品としての水彩画がいつか描けたら、と夢見ています。皆様からの御批評を糧にして、また進んで行きたいと思います。


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1080604848.1_045C
CID / Content ID = f011000245C
春に向かって 中野瑞枝 74×102cm ドイツ 透明水彩(枝先数本のみ白ガッシュ)パリ国際サロン 
どこまでも続く道を一人歩いた。
芽吹き前の木々が赤く膨らんでいた。

1080605296.1_045B
CID / Content ID = f011000245B
仲間たちと 中野瑞枝 28×38cm ドイツ 透明水彩
まだ若い白樺の木達は風がやんだ隙に枝を起していた。
何時かこんもりした白樺林になるのだろうか。

1080605495.1_045A
CID / Content ID = f011000245A
眠りにつく牧場 中野瑞枝28×38cm ドイツ 
透明水彩 
風もなく音もなく、2匹の白いウサギだけ
がすごい速さで走り回ってじゃれていた。

1080605583.1_0459
CID / Content ID = f0110002459
時の結晶 中野瑞枝56×76cm 
東京都八王子 透明水彩(木の幹と空の左下のみ白のガッシュ)
 空のどこかに時があるのだろうか。 
一片一片時が降ってきて、地上で雪に変わるのだろうか。

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1080605679.1_0458
CID / Content ID = f0110002458
アーゼーの散歩道 中野瑞枝
38×56cm ドイツ ガッシュと透明水彩 
明日は日本に帰るという日。
木片を敷き詰めた散歩道は柔らかかった。

1080605767.1_0457
CID / Content ID = f0110002457
弓張平の朝 中野瑞枝
38×102cm 山形県月山 透明水彩
 朝5時に家を出て車を走らせた。
まだ日の当たってない月山に着いて振り返ると・・・


1080605854.1_0456
CID / Content ID = f0110002456
移り気な空 中野瑞枝
28×38cm ドイツ 透明水彩
ここの空は本当に気まぐれだった。
さっきまできらきらと晴れていた空から光が消えたかと思うと、
大粒の雨が突風と共に吹きつける。


1080605970.1_0455
CID / Content ID = f0110002455
にわか雨の後 中野瑞枝
28×38cm ドイツ 透明水彩 
乗馬クラブの藁の積んである
小屋に飛び込んでしまった。


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1080606148.1_0454
CID / Content ID = f0110002454
きらめく 中野瑞枝
28×38cm 山形県西川町 透明水彩
ミズナラの木。毎年2メートル近い雪の重みを受けながら、
どうしてこんなに大きくなれるのだろう。


1080606310.1_0453
CID / Content ID = f0110002453
桑 中野瑞枝
56×76cm 東京都八王子。透明水彩 
日仏現代美術世界展 どこまでも歩いて行きたい。


1080606399.1_0452
CID / Content ID = f0110002452
初めての道 中野瑞枝
28×38cm ドイツ 透明水彩 
絵を描き終えて通り過ぎようとすると、
この家の老人がにっこり笑いかけてくれたので、
ドイツ語の話せない私は黙って絵を見せた。
そのまま行こうとすると奥さんを呼ぶから待てと言う。
言っていることを理解するのか大変だったが
言葉が通じなくても楽しい一時だった

1080606529.1_0451
CID / Content ID = f0110002451
ポレポレ・ファーム 中野瑞枝
9×25cm 山形県月山 透明水彩
 ポレポレとはアフリカのどこかの言葉で、
ゆっくりやろうと言う意味。
単なるペンションの看板が意味を知って
から私に語りかける言葉になった。

皆さん、企画展の印象は如何ですか?ぜひ感想を談話会におよせください。

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