インターネット美術館には良質な作品展示が多いと評判です。
企画展に採用されるためには
1)自由投画ください。このとき自分のHPのURLを明記してください。
2)企画展作家の自薦、他薦をURLを含めてお願いします。
なお、過去の作家一覧がANNEXのページにあります。TOPページでお入りください。
企画展には12点の作品を1月前後展示します。
お願いは:
貴方のHPにリンクを張ってください、ANNEXなど当美術館
限りで作品を利用させてくださいの2点です。
御意見をメールでください。

第45企画展 日々、紙と出会う
小林 哲郎
http://www.h2.dion.ne.jp/~noriko.k/teturo/
御挨拶
この地球では、天変地変か人災か、昨一年は大変な年でした。

新しい年を迎えるのに、未来志向の作品を展示したいと願って小林さんに白羽の矢を立てました。快諾され有難うございます。
作品は現代の世相を表現するかのような幾何学構成の中に、人物や馬さんなどの
アナログモチーフが顔を覗かせます。このモチーフで時代が癒されていくようです。

作者のホームページを覗くと:
>ドローイングです。極厚の和紙に、鉛筆、チャコール、アクリル、パステル等で描いています。逡巡する線は、無数の迷いの印しであり、決断の結果でもあります。

そしてもっともっと面白いのはエッセイ集の中にあるセザンヌ考でしょう。
セザンヌとフェルメールを対比させ、そのなかの鏡、それを使った謎解きは面白さを通り越しています。両作者が鏡の中に何を映し出そうとしたのか、それを使った美術史論です。

読んでいてわくわくします。そこらの推理小説以上の面白さです。


作者の言葉
 日々、紙と出会う。
それは、鉛筆の走る感覚。木炭のこすれる音。絵の具が染み込んでいく感触。
重なっていく色彩。

やがて、紙は消えかけていく。
奥行きが生まれ、時間が流れ、洞窟の深さと暗さに紙は姿を消す。

けれど、今、それを破ってしまおう。
なぜなら、そこにある世界は、そこにはないものだから。
破り壊すことで、またそれはただの紙に戻るだろう。

ちぎれた紙をかき集め、張り合わせ、こりもせずインクでパステルで汚していく。
夢を見て、夢から醒めての繰り返しの中で、いつか夢うつつの境界が消えるまで。

                                  以上

plan


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Untitled
小林哲郎
油絵から紙にドローイングへ移った第一作。塗るから描くへ。


Untitled
小林哲郎

97年 このころは馬ばかり描いていた気がする。


Untitled
小林哲郎

98年 題名付けが苦手は今も同じ。


Plan
小林哲郎

99年 巨匠の作品は大事なモチーフだが、往々にして自作が飲み込まれる。


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Construction T
小林哲郎
2000年 地作りにこった時期。


Construction U
小林哲郎

人間そのものではなく、人間的なものを描きたかった。


Draw work
小林哲郎
2002年 短時間で悩み無く気持ちよく。


Untitled
小林哲郎
2003年 描きすぎて、紙の風合いがなくなってしまった。


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時景 T
小林哲郎
2004年 平面と奥行き。


Construction  
小林哲郎
2004年 在り続けることと移ろっていくこと。


Construction
小林哲郎
2004年 疾走と静止。


時景 U
小林哲郎
2004年 矛盾を薄めることなく紙にあらわしていきたい。
皆さん、企画展の印象は如何ですか?ぜひ感想を談話会におよせください。

本美術館の作品の無断コピーは禁止します。
企画展用
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