内藤さん有難うございました。つづいて又水墨画です。
>
>環水さんと言う女性水墨画家です。水墨画がつづくのもどうかな
>と思いましたが女「棟方志功」ばりなのでぜひ見てください。
>
>棟方志功といえば,昔戦争前 私の生れた近く(中野区)に居りました。
>貧乏していて,借家のお金が払えず大家に絵を差し出していたそうです。
>その大家は友達なので,納戸を探してみろと今度言って見ましょう。
スゴイですね〜。
その「開かずの納戸」の棟方作品が無事だといいですが・・・
ところで、そのオンナ志功の環水さんのご紹介です。
2年ほど前の事でした。
環水さんが町田市立国際版画美術館市民展示室で水墨画展をしていらっしゃる
時に、たまたま美術館に立ち寄りました。
それは、とても不思議な光景でした。
珍しく人が溢れ、会場の外にまで熱気の伝わる様子を見ていて、私もついに、
好奇心から入り口に向かったことを思い出します。
水墨画については、特に興味のない私でしたが、画面に奔放にうち込まれた
筆のはこびと墨のほとばしりが「やむにやまれず、この形象、この線、
この構図になったのだ」と断固たる力で迫ってくる作品群は、一般的な水墨画
様式に縛られず、どれも、はればれとして清々しい印象でした。
彼女は「自分の心を救う為に、絵を描き続けただけ。」と言います。
制作に没頭することで毅然と生きる姿勢を保ってこられたのかもしれません。
そして、そんな彼女の作品に勇気づけられ、救われたという見ず知らずの方の
声に励まされ、一層制作に力のこもる昨今だそうです。
それは作家にとって最高、至福の喜びではないでしょうか。