1)会員に持点を与え、手合い割(対局条件)は持点差により定めます。
ただし、対局者同士で合意された場合は、自由に対局条件を設定できる事とします。
詳細は4)に記述の通り、8点差が1子、互先のコミは黒から5.5目で設定されます。
簡易的には、段級位の一階級差が、1子(コミなし)で上級者に少し甘め(コミで1.5目程度)に対応しています。
2)会員の持点は、初期値は、自己申請の段級位を元に、段級位対応表で換算し、事務局で定めます。
対戦終了後、記録した棋譜に関して、勝者は+1、敗者は−1、持碁は0だけ増減する(将来は、自動計算されます)。
但し、Rank(段級位)の更新は持点(Rate)との対応に加えて、昇級は勝率0.65以上、降級は勝率0.35以下とする。
ただし、持点で自己申請することもできる事とします。
自動計算式は以下の通り:
・勝者の新しい持点=対局前の持点+1
・敗者の新しい持点=対局前の持点−1
・持碁の時の新持点=対局前の持点のまま(対戦数にカウントされます)
・勝負なしの場合:対局前の持点のまま(対戦数にカウントされません)
・カウント外の自由対局:対局前の持点のまま(対戦数にはカウントしますが、勝率にはカウントしません)
カウント外の自由対局とは、
1)7子以上の置碁
2)対局者の意志による記録外対局(白、黒片方のみでもよい)
・・・・例) 5dのAさんと、4kのBさんが互先の指導碁を行う場合を想定しています。
3)9路盤、13路盤を用いた対局
・・・・例) 碁会所機能をチェックしたり、初対面の相手の棋力判定などのテスト対局にご利用下さい。
ただし、棋力が不明の会員および9級以下の初心者の段級位/持点は、初期値を「0」とし、対戦実績から、事務局で定める。
PAA持点と段級位対応表
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|
|
|
プロ棋士、8d以上 |
201− |
1k |
111−120 |
8d |
191−200 |
2k |
101−110 |
7d |
181−190 |
3k |
91−100 |
6d |
171−180 |
4k |
81−90 |
5d |
161−170 |
5k |
71−80 |
4d |
151−160 |
6k |
61−70 |
3d |
141−150 |
7k |
51−60 |
2d |
131−140 |
8k |
41−50 |
1d |
121−130 |
9k以下;初心者 |
40 |
2-2:(自分の)持点の推定方法
設問1)「自分(Bさん)は、持点176のAさんに、常先で打っている。Bさんの持点は?」
答え1:4)の手合い割表から先番(1子局)ですから、N=0;
コミ=0ですから、持点差-8N=5、または、6→即ち、持点差=5 or 6+0。
従って、Bさんの持ち点は、176-5=171 または 176-6=170 となります。
設問2)「自分(Cさん)は、持点176のAさんに、7子置いて打っている。Cさんの持点は?」
答え2:4)の手合い割表から7子局ですから、N=6;
コミ=0ですから、点数差-8N=5、または、6→即ち、点数差=5 or 6+48。
従って、Bさんの持ち点は、176-53=123 または 176-54=122 となります。
設問3)「今度紹介するDさんは、持点120の私が、4子置いて打っている。Dさんの持点は?」
答え3:4)の手合い割表から4子局ですから、N=3;
コミ=0ですから、点数差-8N=5、または、6→即ち、点数差=5 or 6+24。
従って、Dさんの持ち点は、120+29=149 または 120+30=150 となります。
3)公認持点は、対戦数10局以上を目安に、チェアーパーソン(眞鍋)が識者に相談の上決定します。
4)手合い割(対局条件)は以下による:
置き石=N+1(子)
ただし、Nは、持点差-8N≧0 を満たす最大整数で、
N=0の時(1子局)は先番。
・黒からのコミ(負は白からのコミだし)=5.5-(持点差−8N)
持点差ー8N≧0 | コミだし(目) | ||
N 持点差ー8N≧0 を満たす最大整数 |
持点差ー8N の端数 |
黒から | 白から |
置き石=N+1(子) (1子局=先番) |
0 | 5.5 | |
1 | 4.5 | ||
2 | 3.5 | ||
3 | 2.5 | ||
4 | 1.5 | ||
5 | 0.5 | ||
6 | 0.5 | ||
7 | 1.5 | ||
持点差が56点以上の時は 置き石 7子 白から「持点差−54+0.5」目コミだし |
例1)A(1k)の持点=115;B(1d)の持点=125 の対局条件: ・持点差=125-115=10、 ・置き石=N+1=2子 ← 持点差−8N=10−8N≧0より、N=1 ・コミ=黒から3.5目 ← 持点差−8N=2;対局条件表の端数=2の欄コミ ・対戦条件=2子;黒から3.5目コミ出し 例2)A(1k)の持点=115;B(2d)の持点=135 の対局条件: ・持点差=135-115=20 ・置き石=N+1=3子 ← 持点差−8N=20−8N≧0より、N=2 ・コミ=黒から1.5目 ← 持点差−8N=4;端数=4の行のコミ ・対戦条件=3子;黒から1.5目コミ出し 例3)A(1k)の持点=115;B(3k)の持点=93 の対局条件: ・持点差=115-93=22 ・置き石=N+1=3子 ← 持点差−8N=22-8N≧0より、N=2 ・コミ=白から0.5目 ← 持点差−8N=22-16=6;端数=6の行のコミ ・対戦条件=3子;白から0.5目コミ出し 例4)A=自称4k;B(1k)の持点=120 の対局条件: ・Aの持点=95(4kの中央値)、持点差=120-95=35 ・置き石=N+1=5 ← 35-8N≧0より、N=4;置き石=N+1=5 ・コミ=黒から2.5 ← 持点差−8N=35-32=3;端数=3の行のコミ ・対戦条件=5子;黒から2.5目コミ出し 例5)A(6d)=175;B(2k)=105 の対戦条件: ・持点差=175-105=70 ・置き石=7 ← 持点差≧56ルール、 ・コミ=白から16.5 ← 持点差-54+0.5=70-54+0.5=16.5 ・対戦条件=7子;白から16.5目コミ出し ・互い先の場合の先手後手は電子トス(*)あるいは対戦者の話し合いで決める。 (*)電子トスは以下の手順(3ステップ)で行います: (1)一方(Aさんとします)が、碁盤面のオプションをクリックして、「チャットに時刻を 入れる」をポイントし、「こんにちわ!」等とポストします。 (2)他方(Bさんとします)が、「丁先(偶先)」または「半先(奇先)」とポストします。 (3)Aさんが、「お願いします」等とポストし、時刻の末尾数字で、偶奇を判定します。 5)公式戦は、別途参加者を募集して行います。その順位は以下の手順で決めます。 (1)勝率 (2)勝率が同じ時は 「勝碁の勝った目数の総和」−「負碁の負けた目数の総和」 の数値の大きい順に高順位とする ただし中押し勝ちおよび20目以上の差は20目とする。 (3)これでも同じ時は直接対決で勝った方を上位とする。 (4)3人以上が同点の場合は持ち点の高い方を上位にする。 (5)不戦勝、不戦敗は順位の算定には加えるが、次期の持点には反映 させない。 6)公式戦の幹事は2名とし、前回のリーグ戦の優勝者とブービーの者がこれにあたる。 ただし、70歳以上の者はとくに本人が希望する場合を除き免除される。 優勝者がこれに該当するときは2位のもの、ブービー者の時はその上位の者が 代わりを務める、以下これに準ずる。 7)その他 対戦者同士の合意の上、持ち時間を決めることが出来るが、あくまで進 行管理の参考のためとし、時間切れ負け等の扱いはしない。 (フリーズの撲滅の努力していますが、今のところ、縁台囲碁の精神でお願いします) 以上