1-12シナリオ [光ファイバの伝送損失特性]

 

これが、現在使われている、単一モード光ファイバの伝送損失特性の例です。

今度は縦軸はdB/kmで、Kaoさんのデータより、1000倍透明になっています。

この部分が、波長の4乗に逆比例するレーリー散乱で、1.4μmの吸収が水です。

最近では、この水の吸収も殆どゼロになっています。右側が、赤外吸収端になります。

最低損失波長帯は、15-1.6μmにあります。

これで、懸案でした外来要因による、不純物吸収とか、異物による散乱損失とかが、水だけを残して、すべて解決されていることが分かります。

0.6μmの測定データがありませんが、大体約20dB/kmで、Kao博士のデータの10倍透明度が上がっています。