2-25シナリオ:EP-3(12)赤外光ファイバの技術展開
赤外光ファイバの低損失化は、フッ化物ガラスで研究が進められたが
散乱損失の低減やガラスの超高純度化に技術的な障壁があり、最小
損失は0.7dB/kmにとどまった。
3μmの吸収はOH、短波長帯は不純物。レーリー散乱はまだ顔を出していない。
これが普通の透明材料の損失スペクトルで、石英ファイバのように固有損失カーブを取れるのは稀です。
0.7dB/kmという損失値は、1/1000dB/kmの予測値からするとまだまだですが、驚異的な透明度です。
超低損失ファイバ開発者は、私も含めて、地上の星となって消えましたが、後で出てきますように、
この技術はその後、「光ファイバ増幅器」のホストガラス(1.3mm、1.48mmなど)として、開花しました。