2-31シナリオ:EP-(5)VAD法による多孔質母材

 

これは、人の背の丈ほどのVADスートですが、こういう、できて当たり前、しかし実際に作って見せてくれという部分は、研究者にとっては、結構つらいものがあります。

量産化とか、低価格化といったところはそういう、研究者にとっては比較的苦手な難問が横たわっておりまして、忍耐力のみが勝負という事になります。

企業によっては、事業部とか、開発部に移されるケースも多いです。

ちなみに、NTTや新日鉄での研究所の成功例を見ますと、必ずと言って良いほど、いわゆる学卒エリートではない、現場たたき上げの優秀なテクニシャンがグループに入っておりますが、これは多分、偶然では無いと思います。