2-34シナリオ:EP-4(8) VAD法のインパクト

 

VAD法は、当初、低価格ファイバ合成の国産自主技術として開発されたが、OH吸収を極限的に低減することに成功し、今では、世界の光ファイバの大半を供給し、OVD法(コーニング社)、MCVD法(ATT)と共に世界の3大製法と言われる。

 

研究開始当初、2000円/mで金線よりも高いと言われた石英光ファイバなんですよ。

結晶になれば、宝石の水晶ですから、本来的に高くて当然という気がするんですが、国内導入時に既に800円/mになって、それが3./mにまで安くなるんですから、凄いですね。

ヨドバシカメラなんかで売っている銅線のコードなんか、もっと高いですよね。

 

テフロン系POFは、プラスチックの光ファイではありますが、フッ素樹脂で、本来的に高いんですよ。高機能で勝負しようとすると石英ファイバが立ちはだかり、低機能では、低価格のアクリル系POFが壁になります。ラスト1mで、家庭内配線で接続の容易さで勝負かと思いますが、なかなか大変だと思います。