3-04シナリオ:[光導波回路(1)] :講義では省略

 

光導波回路というのは、半導体の集積回路に習って、平面上に回路を作ろうというものですが、半導体の場合もそうですが、集積回路というのは、写真技術で回路を作れるということなんです。つまり、同じパターンの回路はコピーで繰り返し作れますし、縮小率を上げるとどんどん小型化もできて、その値段が殆ど変わらないということが起こるわけです。

光回路の場合には、シングルモードファイバで、コア径8μm、クラッドも入れた素線の直径が125μmですから、電子回路のような小型化は望めませんが、レンズとか、回折格子、プリズム、光ファイバ、スイッチなどの個別部品を組立てて作るところを平面状に、写真技術で作ることができると、接続点数が激減し、コピー技術で回路の生産性が向上するという事になります。