終了したイベント

2002年に開催されたイベント:

3月の集まり:
 KASTフォーラムW(ナノテクノロジ−)が3月15日13.30-16.00、川崎市高津区KSP7階会議室で開催されます。

 講演は
1)「ナノテクが創る新しい世界」(NTT物性科学基礎研究所 所長 石原 直 氏)と
2)「電子集積機能を有するナノ材料の創製」(KAST研究プロジェクトリーダ・慶應義塾大学理工学部 助教授 山元公寿 氏)です。
山元先生の講演は、最もホットなナノ材料、デンドリマー(樹枝状高分子)の魅力と期待について一般向けにやさしく解説されます。

2月の集まり:
 KAST科学技術セミナ:ナノテクノロジ−(驚異の世界)が2月28日_10.00-17.00、川崎市高津区KSPホールで開催されました(無料)。 川合知仁阪大教授(ナノテク最前線)、嶋本伸雄遺伝研教授(ナノバイオロジ−)、飯島澄雄名城大教授(カーボンナノチューブ)に加えて、KAST研究リーダの斎木敏治(近接場)、大西洋(表面科学反応)の最先端領域の講師陣が勢揃いした、超豪華版の最先端科学セミナーです。併せて、ポスターセッション、展示も予定されています。
 500名以上の多数の参加がありました。KASTレポート、KAST NEWS Lettrに要旨が掲載される予定です。

1月の集まり:
 KAST新春講演会が、1月28日(月)、
川崎市高津区KSPホールで、白川英樹博士(2000年ノーベル化学賞受賞)をお迎えして、開催されました。水口副知事の挨拶に続いて、長倉三郎KAST理事長(日本学士院長)が、日本人は実態的独創性は優れているものの、根元的独創性については国際的に後れをとっていること、このためには、社会構造、教育を含む文化の高揚が求められていることを説かれ、それを受けて、白
川英樹博士は、科学技術の振興は先ずは市民の関心が出発点であることから切り出し、学問にも流行があって、主流の知見が新しいモノを抑制する傾向にあり、高分子科学も現在の隆盛を極めるまでには幾多の苦難を乗り切っていた歴史があったこと、ノ─ベル賞に輝いた導電性高分子は、絶縁性の高分子の導電率を高めようという観点からの研究成果ではなく、アセチレンの三重結合が二重結合になる化学反応の不思議を追求する真摯な科学者の興味が決定的なドーピング効果を偶然発見し、飛躍的な伝導性向上の機構を見いだすに至った結果であったことが述べられ、深い感動を与えた。
休憩を挟んでの、石谷炯KAST専務理事をコーディネータとする白川・長倉対談は、講演の理解を一層深め、我が国の科学技術政策、教育の抱える課題を市民レベルで共有できるモノとし、講演会の感動を一層深める効果的な仕掛けであった。総合司会の森麻緒TVKアナは、堅苦しくなり勝ちな科学技術談義に親しみやすさの花を添えていた。
KASTレポート、KAST NEWS Lettrに要旨が掲載される予定です。


2001年に開催されたイベント:

12月の集まり:
 KASTフォーラム3が12月10日_13.00-16.40、
川崎市高津区KSPホールで開催されました。 今回のテーマは、「チップテクノロジー」で、講師はKAST研究プロジェクトリーダとして活躍中の東大教授北森武彦先生と日立製作所機械研究所の三宅亮主任研究員、NTT生活環境研究所の丹羽修グループリーダです。
 ガラス基板上に化学プラントを構築する目論見で開始した先端技術研究がマイクロ流体デバイスとして注目されてきた背景、DNAチップ他のバイオセンシングへの応用事例、企業の取り組み状況など、チップテクノロジを巡る最新の話題と今後の展望が紹介され好評のうちに終了しました。
申込様式:KASTのホームページ



11月の集まり:
 KASTフォーラム2が11月16日_14:10-17:00、
川崎市高津区KSPホテル2Fで、「先端医療」をテーマに、東大医科学研究所付属病院の浅野茂隆院長とKASTの若手研究グループリーダとして活躍中の緒方一博横浜市大教授を講師に迎えて開催され、多数の参加を得て、盛況のうちに終了しました。